カメルーン料理の特徴

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【キーワード】

  • マギーブイヨンへのゆるぎない信頼
  • 日本人との、味覚の共通点多し
  • 安定の乳化系
  • 「ピーマン」とは

 


カメルーン料理の特徴

カメルーン料理は美味しいのか、美味しくないのか、こんなサイトを覗きに来ているマニアック皆様にはきっと気になって仕方がないことでしょう。

結論から言うと、おそらく大体の日本人にとって美味しいです。

では、どう美味しいのか。

カメルーン料理には大きく分けて3つの特徴があります。

  1. マギーブイヨンへの信頼
  2. 出汁
  3. 香草、スパイス

これらがカメルーン料理の美味しさの秘訣です。

では、それらについて詳しく見ていきましょう。

 


 

マギーブイヨンへの信頼

マギーブイヨンというものをご存知でしょうか。日本でもスーパーなどで簡単に買うことができる、コンソメのような調味料です。

ネスレさんが製造販売しており、WEBページにも載っています。

ネスレ公式サイト → Maggi 商品ラインナップ

では、このマギーブイヨンを何に使うのか。

答えは

何にでも

です。

中には、「体に悪いから」という理由でマギーを一切使わずに料理をする家庭もありますが、大多数はこのマギーブイヨンを多用します。

日本でいう味の素のような感覚でしょうか。

一説(カメルーン人)によると、世界でスイスの次にマギーを消費しているのはカメルーンとのことです。

何故スイスかというと、ネスレはスイスの会社だかららしいです。

マギーブイヨン

カメルーン料理を語る上では非常に重要なキーワードになります。よく覚えておいてください。

 


ダシを取るという文化

日本料理における最も重要な要素は「ダシを取る」ことだと思います。

日本料理が無形文化遺産に登録されたのにも、そういうひと手間が評価されたのだ、という話を聞いたことがあります。

実は、カメルーン料理にも、そのダシに似た文化が存在します。

カメルーン料理には、通常、多くの油を使います。

しかし、ただ単にドバドバと油を追加するのではありません。

詳しくはカメルーンの郷土料理のコーナーでお伝えしますが、カメルーン料理は主に「ソース」と「」という構成になっています。それらを主食となるものにかけて食べるのです。

そしてカメルーン料理における「ダシ」文化は、

まずその「」を素揚げし、その油を使ってソースを作ること。

に見ることができます。具の旨みをしっかり油に移すひと手間は日本のダシと通じるものがあります。更にいうと中華料理でいう「ネギ油」や「ラー油」に近い感覚かもしれません。

」は主に鶏・豚・牛などの肉、もしくはです。一般的にカメルーンでは骨は取り除かないため、ぶった切って油にINというワイルドな調理法になります。

これにより、より一層ダシが油に染みるのです。健康に気を使い油を全く使わないという人ももちろんいます。

そういう場合は肉や魚を下茹でし、その茹で汁をソース作りに使います。これはまさに日本のダシと同じ考え方でしょう。

 

 


乳化という概念

上記で、カメルーン料理には多くの油を使うと書きましたが、油ギトギトというよりは、まろやかさが目立ちます。その理由は何でしょうか。

私は料理の専門家ではないので真偽は分かりませんが、おそらく、それは「乳化作用」にあると思われます。

ラーメン二郎でも「乳化系スープ」とか「非乳化系スープ」などと言われ、よく耳にする言葉です。

乳化とはマヨネーズに代表される現象で、通常混ざらない水と油が混ざることにより、味がまろやかになるという現象です。アイスクリームなどもそうですね。

ペペロンチーノを作る際に、上手くいったか失敗したかの線引きは、パスタのゆで汁とオリーブオイルがしっかり乳化しているかどうかにある、と聞いたことがあります。

しっかり乳化していない油っぽくギトギトした味わいに、十分に乳化されていればまろやかでしっとりとした味わいになると言われています。

カメルーン料理もこの現象を自然と利用していることが予想され、大変まろやかな味わいです。

カメルーン料理においてこの現象が発生するのは、具材に含まれるデンプン質(豚の皮など)乳化作用があるためです。

骨や皮を取り除かずにぶった切ってそのまま煮る」というワイルドな調理法が、功を奏した結果と言えます。

 

 


 

ピーマンとは

カメルーン料理を屋台などで買うと、必ず「ピーマン?」という質問をされます。

ラーメン二郎でいう「ニンニク入れますか?」に非常に近い質問です。しかし、「ピーマン入れますか?」とはなかなか斬新な質問です。

「ピーマン」と聞いて皆さんが想像するのは、おそらく下記のような野菜でしょう。

poivron

実はこれはフランス語では「ポワヴロン」という野菜で、「ピーマン」ではないのです。

ではピーマンとはどのような野菜でしょうか。

答えは↓です。

piment

フランス語のピーマンとは、日本語でいうと唐辛子なのです。

ということは、

「ピーマン入れますか?」

「トウガラシ入れますか?」という意味なのです。

カメルーン人は辛い物が好きで、スパゲッティやカメルーン風オムレツ、サンドイッチやスープなど、何にでも自家製ピーマンソースを入れます。

このピーマンソースについてはカメルーンの郷土料理のコーナーでお伝えします。

ちなみに、カメルーンのピーマンは以下のような形をしており、日本でいうハバネロに近いのでは、と思います。少量ですごく辛いです。

piment-camerounais

 


カメルーンでよく用いられるスパイス・調味料

カメルーン人はよく唐辛子を使用すると書きましたが、その他にはどのようなスパイスや調味料を使うのでしょうか。

代表的なものは

  • ナツメグ
  • 乾燥ひよこ豆
  • クミン
  • コリアンダー
  • アニス
  • ネギ
  • セロリ

などです。注目したいのは、ネギセロリがラインナップされていること。

日本ではネギやセロリを調味料というよりは具材として使うことが多いと思います。

カメルーンの市場で「調味料をくれ」というとネギやセロリを買うことができることからも分かるように、カメルーンでは野菜としてではなく、ミキサー等で細かくして調味料として使うのです。

 


 

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