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相対評価と絶対評価


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世の中ではよく、特に学校の成績などにおいて「相対評価」と「絶対評価」という考え方が使われる。

 

学校の成績に限らず全般的に言うと、私は個人的には純粋な絶対評価は存在せず、何らかの相対評価が発生していると考えている。

 

例えば、何かを食べて美味しいかどうかという話のときも、純粋に味だけではなくその他の評価基準が色々と考慮されている。

100万円の寿司を食べた時に、美味しいのは当然として果たして100万円を払ってでも食べる価値があるかということを考える。100万円分美味しいかということを考える時に、私は普段食べている2000円位の回転寿司と比較して500倍美味しいかを考えてしまう。

さすがに100万円のものは食べたことがないが、500倍も美味しいということはありえないと思っている。どんなに頑張っても100倍だろう。

私の場合は、味と金額のバランスが基準になることが多いが、店の雰囲気や店員さんの対応などを評価基準にしている人もいるだろう。

 

また、例えば仕事を決めるときにも、「面白そうな仕事かどうか」を判断するのに、面白そうかという基準の他に、職場の人間関係や他のオファーと比べて条件がよいかなどを考えるだろう。

 

M-1グランプリの審査も同じだ。前のコンビにこれだけ点をつけた、という前提があり、それよりどのくらい面白かったか、または面白くなかったかを考えて点数をつける。

 

このように私は世の中の殆どは相対評価だと思っている。

なんらか1つの基準を切り取って、その観点で他の物事と比べてどうか、が判断の材料になる。

 

誰しも、判断を下す際の手助けとなるような基準を持っているのだが、これをメンタルモデルと呼ぶ。

メンタルモデルについてはまたいつか詳しく書きたい。

 

 

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