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コスト感覚と捨てる力


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「コスト」というと普通はお金を想像するが、実際には生きているだけでお金以外のコストもたくさんかかっている。

 

大きく分けて金銭的コスト、時間的コスト、精神的コストに分けられる。

 

金銭的コストはご存知の通り、何かを買ったりしたりするときに支払う対価だ。

時間的コストは何もしていなくてもかかるコストで、唯一全員に平等だ。

精神的コストは、注目したことがない人も多いかもしれないが、やりたくない仕事をする時や行きたくない飲み会に行く時に感じる苦痛がそれに当たる。

 

我々はこういったコストを払いながら、何かを得ている。

 

例えば、

飲み会: お金 + 時間 + 精神 → 人脈

物を買う: お金 + 時間 → 物

 

などといった感じで、常にコストを払い続けている。

 

3つのコストの中で私が注目したのが時間的コストだ。時間だけは自分でコントロールができず、かつ全員に平等である。24時間の使い方が人生に直結するので私は重要視している。

 

24時間と言っても、実際に使える時間は限られる。

私の場合、

睡眠: 7時間

オフィスワーク:9時間

を除くともう8時間しかなく、朝の準備や通勤時間を除くと5時間くらいしかない計算だ。

そう考えると時間的コストをいかにカットするかが重要だということがわかると思う。

 

そこで使えるのが「捨てる力」だ。

 

捨てる力が1番効力を発揮できるのは、いらないものを捨てるときではなく、自分に本当に必要なものを際立たせたい時だ。

私の例でいうと、5時間 + 往復2時間の通勤時間をいかに有効に使うかを考える時に捨てる力が役立っている。

 

例えば、家でテレビを見る時間は完全に捨てた。同時に世の中についていこうという意志も捨てた。家で2時間テレビを見れば、その分2時間どこからか捻出しなければならない。

退勤後は筋トレ、サウナ、自分の勉強、作曲、ブログの執筆に使いたいため、優先順位をつけた結果だ。気付いたのは、テレビを見なくても意外と困らないということだ。

このように何かを得るということは何かを捨てるということであり、金銭的、時間的、精神的コストのどれかを払っているということを意識すれば時間を有効に使える。

 

趣味や仕事が多くて時間がないと嘆いている人は、何かを捨てることで時間を確保できると思う。

 

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