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アフリカ料理は意外と美味しい


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アフリカに住んでいた話をすると必ずと言っていいほどよく聞かれるのが、「食事大丈夫なの?」である。

 

「大丈夫」にも色々あって、美味しいとか美味しくないとかのレベルと、衛生的に大丈夫かというレベルがあると思う。今まで私はアフリカの6カ国に行ったが、どの国も、どちらの意味でも全然大丈夫だった。

まず、全般的に味はどちらかといえば美味しい。これに関しては、何でも美味しいと思ってしまう私の舌がおかしいのではと思っていた時期もあったが、食にうるさいフランス人に聞いても概ね同意見だったので、大体美味しいと考えていいと思う。

 

美味しくない料理が出来上がるには、変に凝って味付けがおかしいか、そもそも食材が美味しくないかしかありえないと思うが、アフリカ料理は味付けも調理法もシンプルなのであまりこじらせようがない。大体煮るか焼くかである。味付けはマギーブイヨンが多い。

 

アフリカは幸か不幸かヨーロッパの侵攻を受けているため、食文化が洗練されている。カメルーンでもセネガルでも、フランス仕込みのバゲットが食べられるし、もちろんパスタある。意外にも米食文化も浸透しており、私は朝はパン、昼は適当、夜は米、などとローテーションを組んでいた。

 

衛生面はどうかというと、よくはないが超悪くもない。もちろんお店によるので一概には言えないが、中には極端に悪いところもある。皿を丁寧に洗わなかったり、包丁が生肉用と加熱肉用で分かれていなかったり、水道水で氷を作っていたりなどがその代表格だ。そういうお店はだいたい現地人も避けるので感覚でわかる。

 

アフリカで安心して食べたければホテルがおすすめだ。値段は高いが、味的にも衛生的にもハズすことはまずない。私はカメルーン在住時代、友人が遊びに来る度に近所のホテルのレストランで食事をしていた。そこはヒレステーキが有名で、未だに食べたくなるほど美味しかった。フランスとスペインの間の地域発祥のバスケーズソースが売りだ。

 

もちろんこれは伝統的なアフリカ料理ではない。

 

アフリカで食べられるもの全般の話をしているので、ディープなアフリカ料理はまた少し違うのだが、別の機会に詳しく書こうと思う。

 

 

 

 

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