みなさんは「結婚祝いに渡されるプレゼントはハズレが多い。」と聞いたことがあるだろうか。
友人が結婚する際に、ご祝儀の他に何か贈り物をしようと考える人も多いだろう。その時に何を贈るのか、という話だ。
海外では、アマゾンなどの機能を使って「ウィッシュリスト(欲しい物リスト)」を管理している人も多い。結婚祝いに何を贈ろうか、と悩んだ時に、そのリストに入っている物を贈れば絶対に間違えないのだが、大体の人はそうしない。アマゾンの機能を使わずともその人が欲しそうなものを薄々知っていたとしても、独自に選んだ物を贈る人の方が多い。
そしてほとんどのケースでそれは受け取る側にとってはハズレなのである。
これは何故起こるのだろうか。
それは、その人が欲しいと公表しているもの以外の、何か凝ったものを贈りたいと考える贈り手と、受け取る側の欲しい物がマッチしていないだけなのである。
誰もがみな、受け取る側の立場の時には自分が欲しいものをもらえるのが一番嬉しいと分かっているのに、贈る立場になったときは急に奇をてらいたくなるのである。
彼らが欲しいと堂々と公表しているものを贈るのは芸がないと考え、リスト以外のもので相手が何を欲しいかを必死に考える。しかし、それは相手の立場に立って考えているようで、実はその前提として「自分だったら何が欲しいか」を考えてしまっているのである。そのため、実際に欲しいものと贈られるものの間にギャップが生じる。
そのギャップを埋めるには、「真に相手が欲しい物」を知る必要がある。
結婚祝いを近々贈る予定の方は少しだけ意識してみてほしい。