私は学生時代にバンドをやっていたこともあり、音楽が好きで、ジャンルに関係なくよく聴いている。
近年発生したジャンルに「EDM」がある。
Electronic Dance Musicの略で、要はバンドではなく電子音で作られたダンスミュージックを指す。
現在、日本はわからないが、世界各国のヒットチャートはほとんどこのジャンルが占めているといっても過言ではない。
バンド界隈からは「大衆的で商業的音楽」と批判されることがあるが、私はこのジャンルが嫌いではない。むしろ好きだ。
人気の理由はずばり1つ。
このジャンルの音楽は「わかりやすい」のである。
具体的に言うと、大体の場合静かに曲が始まり、いかにもその後にサビが来そうなbメロがある。そして必ず予想通りサビが来るのである。
そしてサビは誰でもノれるポップなメロディーを備えている。そしてコード進行がエモい。
上記の条件が揃うと何が起こるか。
「その曲を初めて聞いた人でも踊れる」のだ。
EDMと言われている曲はほとんどこのテンプレに当てはまっており、「サビが来るぞ」と思ったタイミングで必ず気持ちのいいサビが来る。
私も何度も経験があるのだが、様々なジャンルのアーティストが出演する音楽フェスにおいてはこれはある種の救いになる。知らないグループばかりが出演していて少し退屈していても、EDM系のアーティストのステージを見に行けば必ず楽しめる。私も最初はスカしていた。「EDMなんて流行りものにハマるわけがない」と思っていたが、聴けば誰でも勝手に体が動いてしまう。私も例外ではなかった。
今は正直バンドよりもEDMを聴きたくなることのほうが多い。こうしてバンドが駆逐されていった結果が今のヒットチャートだ。
こういうジャンルに抵抗のある人にこそ聴いてみてほしい。
おすすめのアーティストについてはまた別途記事にしたい。