昨日私は人生で初めてラグビーを観戦した。
ものすごい観客の人数で、ワールドカップ効果をひしひしと感じた。私はというと、生で観戦することはもちろん、ワールドカップも1試合も見ていなかったので、昨日の観客の中で最も素人であった確率が高い。
そんな中、前半・後半の合計80分も見ていると、私なりににわかファンとしての楽しみ方がわかってきた。
その1: 前半と後半で応援するチームを変える。
我々の席はゴールの真裏だったので、反対側に攻撃している時は、遠くでわちゃわちゃしているのがうっすら見えるだけでほとんど何が起こっているかわからない。前半と後半でサイドが変わるシステムなので、自分のゴールの方に攻めてくるチームを応援していると、常に楽しめる。
その2: 場内アナウンスの解説とモニターで反則を勉強する。
昨日見ていてわかったのは、ラグビーでは反則が頻繁に起こり、それが試合のキーになっている。そして場内の放送とモニターで解説が流れる。「今のは〇〇選手の□□が☓☓という反則です。」といった具合だ。そのため、何故試合が止まったのか分からなくても、モニターを見ていればなんとなく分かる。
ちなみに多かった反則(=私が覚えている)は、「ノックオン(ボールを前に落とす)」、「コラプション(スクラムが崩れる)」、「危険なタックル」、「ノットリリースザボール(タックルで倒されたあとボールを離さない)」だった。
その3: 選手の紳士っぷりに注目する。
ラグビーの選手たちは基本大柄で、プレー自体は非常に激しい。しかし一度ノーサイド(試合終了)を迎えると、選手たちの紳士ぶりに驚かされる。勝ったチームも負けたチームもわざわざ観客に挨拶に来てくれるし、中にはサインに応じてくれる選手もいた。小学生くらいのグループがラグビーボールを持ってサインを待っている姿には大変癒やされた。
総じて、ラグビーのルールを全くわかっていない状態で参加した割にはかなり楽しめたと思う。